車両安全対策機器と車両整備
車両安全対策機器
デジタルタコグラフ、ドライブレコーダー
デジタルタコグラフ・ドライブレコーダー一体型の機器を全バス車両に設置し、運行時の時間・速度・距離等を数値・グラフ化するとともに映像と併用して、運転状況を確認することで安全運行に取り組んでいます。
衝突被害軽減ブレーキ(AMB)
高精度ミリ波レーダーで前車との車間距離を監視。衝突の恐れがある場合、警報音で注意を促し、衝突の可能性が高い場合はブレーキ制御で速度を軽減することで被害を最小限に抑えます。
(2012年度以降の新車車両に装備しています。)
運転注意力モニター(MDAS-Ⅲ)
高速走行時、ドライバーの運転状態を常にモニターし、注意力低下を警報するシステム。走行状況や運転特性を学習するとともに白線認識カメラや各種センサーの情報から運転注意力を推定。この運転注意力をレベル表示するとともに、実用に応じて警報を発します。また、注意力が低下した状態で車線を逸脱した時は、逸脱側のスピーカーから警報を発するなど、運転を積極的にバックアップします。
(2012年度以降の新車車両に装備しています。)
車間距離警報装置
高精度ミリ波レーダーが前車との車間距離を測定。あらかじめセットした距離まで近づいた場合は、警報が表示され、緊急性に応じて2段階で警報音を鳴らし、適切な車間距離の保持を促します。
(2012年度以降の新車車両に装備しています。)
ドライバー異常時対応システム
走行中、乗務員に異常が発生した際、乗務員がドライバー席スイッチを押すか、または乗客が車内に設置された非常ブレーキスイッチを押すことで、車両が制動を開始し、段階的に速度を落とし停止します。
車内では赤色フラッシャーの点滅、音声アナウンスで乗客に伝達。また周囲にはホーンを鳴らし、ストップランプとハザードランプを点滅させて異常を知らせます。
安全運行に向けた車両整備
運行前後の車両点検、3か月ごとの定期点検、1年車検等を計画的に行っています。また、高い技術力と豊富な経験を持った整備士が確実に整備を行い、整備が完了した後は検査員が全般に渡って検査を行い、安全運行に努めています。