ニュースリリース
牟礼線廃止に伴う「運動公園線」の経路変更について(4/9追記)
長電バス株式会社では、2025年9月30日をもって牟礼線(補助金路線)を廃止する旨2024年10月9日の長野市地域公共交通会議において発表済みですが、同路線が経由していた長野市三輪地区の代替交通手段として、運動公園線(自主路線)の経路変更を行うことを決定しましたのでお知らせします。
(2025年4月9日:「5.代替交通について」を追記しました)
1.実施内容
運動公園線は、現在、柳町団地~返目間で北長野通りを経由しているが、この区間を廃止し、権堂~返目間で三輪地区を経由するルートに変更する。
(停留所や時刻の詳細については、後日、発表します)
2.実施理由など
(1)牟礼線の廃止に関して、関係行政機関から代替交通手段確保の要請があった。
(2)同案件に関して、2025年3月3日に三輪地区から4,482名の署名提出があった。
(3)署名人数の4,482名の半数が月1回バスを往復利用すると想定した場合、現在の同地区の利用人数を大幅に上回る利用者数を見込むことができる。
(4)運動公園線は路線廃止を前提に減便してきたが、署名人数の定期的な利用を前提とすると、当面の間は運行継続するに足る利用が見込めると判断した。
3.実施日
2025年10月1日(牟礼線廃止と同日)
4.これまでの経緯
牟礼線については、廃止の表明が急であるとの報道が散見されますが、当社としては、下記のような経緯を経ていることを申し添えます。
- 【2014年6月10日】 関係行政機関に牟礼線を含む地域間幹線系統等の見直しを文書にて申し入れ(運行に関する諸条件の見直しにより、運行を継続)
- 【2023年4月17日】 関係行政機関に牟礼線の土休日完全運休を口頭で申し入れ(行政機関との交渉の結果、10/1より土休日2往復を運行)
- 【2023年12月13日】 長野市内全路線の日曜運休を発表(2024年1月21日~7末まで実施・牟礼線は継続実施)
- 【2024年10月9日】 長野市地域公共交通会議において、2025年9月での路線廃止を発表
- 【2025年3月12日】長野市地域公共交通会議において、2025年9月をもって路線廃止が承認
5.代替交通について
路線廃止に伴う代替交通の確保については、本来、バス事業者に確保すべき義務はありません。しかしながら、今回の事案においては、確保に関するご意見も聞かれますので、現状をお示しします。
- 三輪地区(三輪6丁目~三輪間)・・・運動公園線の経路変更により代替
- 三輪地区(三輪公民館~宇木団地)・・・長野電鉄本郷駅があるため、当初から代替手段はあるとの認識です。地元からの要請に対しては、長電バスで代替交通を確保する必要はないというのが長野市の見解です。
- 若槻地区(徳間~上野大原間)・・・東長野病院線の一部便が経由するため、路線廃止にはなりません。また、若槻大通り(牟礼線から概ね500m)を東長野病院線の通常系統が運行しています。
- 吉村地区(田中~原池観音間)・・・乗降人員が0~2人/便なので、バスによる代替手段の確保は必要ないというのが当社の見解です。しかしながら、長野市の要請があったため、タクシー事業者をご紹介し、それによる代替手段が講じられる予定です。
- 飯綱町(見晴~牟礼駅)・・・飯綱町から長野市の間には、北しなの線があるため、当初から代替手段はあるとの認識です。しかしながら、飯綱町の要請があったため、タクシー事業者をご紹介し、それによる代替手段が講じられる予定です。