(Q46)緊急時に、バスを停車させたり、車外に脱出する方法を教えてください

基本的には、乗務員にお知らせいただき、バスが安全な場所に停車した後、乗務員の指示により、車内にとどまるか、車外に避難するかの行動に移っていただきます。

何らかの事情で、乗務員からの指示、誘導ができない場合は、下記のような方法があります。

1.非常ボタンを押してバスを停車させる

非常ボタン(トリミング).jpg一部の新型車両には、車両前部に非常ボタンがあります。

これは、「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」といい、運転士が意識を失っている場合などに使用します。非常ボタンが押されると、車外でハザードランプの点灯とクラクションの連続吹鳴で異常を知らせ、徐々に速度を落として停車します。

なお、運転士に異常が見られる時以外は、非常ボタンを押さないようにお願いします。

2.非常口から脱出する

非常口内側画像(トリミング).jpg大型バス、中型バスには、車両右側面(車道側)後部に非常口があります。

(1)非常口脇の赤いカバーを上から手前に引いて開けます。

(2)中の赤いレバーを矢印方向に引くと、非常口のドアが外側に開きます。

(3)非常口部分の座席は、前側に倒れますので、避難スペースを広く取って脱出できます。

なお、非常口からの脱出の際は、側方通過車両や、地面までの高さに十分ご注意ください。

3.通常の乗降口から脱出する

非常コック(トリミング).jpg車両左側(歩道側)の乗降口からの脱出の際は、運転士がドアの開閉を行いますので、その指示に従ってください。

何らかの事情で運転士がドア操作をできない場合は、ドアの脇にある「非常コック」のふたを開け、レバーを引いてください。

ドアを手動で開けることができます。

なお、走行中にドアを開けると、バスは加速できなくなり、安全な場所への退避ができなくなる場合があります。非常時の停車中にのみ操作するようお願いします。

4.バス車内俯瞰図(一例)

路線バス(非常図面).png

5.緊急時の非常口の使い方(動画)