(Q115)路線バスを廃止する一方で増便する路線があるのはなぜですか

運転士の数が減少しつつある中で、生活路線を中心に廃止や減便を進めており、ご迷惑をおかけしています。長電バス㈱は民間企業ですので、利益を出すことで事業を継続させていくことが必要です。

最終的には、在籍する運転士の数に見合った事業規模(路線の数)にすること、その中で民間企業として適正な利益を出すことが目標です。

現在廃止や減便を進めている路線バスの多くは、利用者が少なく、行政から欠損分の補助金を受給しています。もともと当社が廃線を決めたものの、補助金や委託金により運行を継続している路線もあります。

現在の事業規模の中で、それら補助金路線の比率が高まると、企業として利益を出せず、結果としてすべての路線を維持することができなくなる恐れがあります。

そのため、貸切バス、高速バス、急行バス、利用の多い路線バスを中心に維持し、補助金路線は運転士の数に応じて可能な範囲で選択してゆくことが、長期的な公共交通維持につながると考えています。